Visual Studio JSON のリモートでコードが実行される脆弱性

セキュリティ上の脆弱性

リリース日: 2020年10月15日

Assigning CNA
Microsoft
CVE.org link
MitreCVE-2020-17023

概要

Visual Studio Code で、ユーザーが悪意のある 'package.json' ファイルを開くように誘導されたときに、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、リポジトリを複製してそれを Visual Studio Code で開くように標的のユーザーを誘導する必要があります。攻撃者が指定したコードは、標的のユーザーが悪意のある 'package.json' ファイルを開いたときに実行されます。

この更新プログラムは、Visual Studio Code が JSON ファイルを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。

悪用可能性

次の表は、最初の公開時点でのこの脆弱性の悪用可能性評価をまとめたものです。

Publicly disclosed
なし
Exploited
なし
Exploitability assessment

謝辞

  • Justin Steven (@justinsteven)
マイクロソフトでは、協調的な脆弱性の公開によるお客様の保護に際して、セキュリティ コミュニティの方々からいただいたご助力に感謝いたします。詳細については、「謝辞」を参照してください。

セキュリティ更新プログラム

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リリース日 Descending

免責

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